アッパー「投資しても不安ばかり」そんな経験はありませんか?
チャートが下がるたびに心がざわつき、買うのも売るのも怖くなる。
そんな気持ちを抱えながら、「自分には投資の才能がないのかも」と感じたことはありませんか?
本書は、そんな“揺れる投資家の心”に、20の原則を通して「長く続ける力」を授けてくれます。
読めば、自分の中に一本の“投資の軸”が通り、迷いが少なくなるはずです。
下の目次から好きなところだけ読んでもOK!
二次的思考を鍛える
「みんなが買っているから安心」――そう思って飛びついたら下落。そんな苦い経験はありませんか?



私は痛い思いをしたことがあります… …
本書で語られる二次的思考とは、「今の流れの裏側にある人々の心理」を読むこと。
“他人が何を考えているか”を考えることで、冷静な判断ができるようになります。
人気の投資法はなぜ人気なのか?
この発想を理解すると、市場の浮き沈みに翻弄されなくなります。
価格の上下を気にすることなく、毎日安心して寝ることができる。
プロでも難しいスキルが学べる一冊です。
さらに踏み込んで投資を学びたい方にはコチラもオススメ。
『賢明なる投資家』(ベンジャミン・グレアム氏)
あのウォーレンバフェット氏も学んだ手法やノウハウが満載。
正直、かなり分厚い本なので内容を手に入れるのは大変です。
だからこそ、「賢明なる投資家」を読み、知識を身につければ、周りから一歩抜き出た存在になれるかと。
積極的投資の原則とは
客観的かつ整合的にみて、堅実であること。そして、大多数の投資家とは異なったやり方であること。
上記を簡単に言い換えるとこうなります
- リスクを冒さず
- 流行に流されないようにする



SNSで叫ばれる「オルかん一択」という現状は実は危ういかも
特に、他者と異なれというメッセージは重要で、コチラの書籍でも紹介されています。
市場は、あなたの意見が少数派である限りあなたの味方です。
個人資産800億円超の投資家が言うと説得力が違いますね。
さらに深掘りしたい方は目次だけでも目を通してください。
リスク管理を習慣にする



どこまでも下がり続ける株価を見て、うまく寝付けず、不快な朝を過ごすことに。
私もコロナショックのとき、含み損を見て不安に押しつぶされそうになりました。
本書では、リスクを管理すること=安心して長く続けることだと説いています。
分散、現金比率、そして“守りの姿勢”を生活に組み込む。
夜にぐっすり眠れるくらいの投資戦略があなたにとってのベストです!
私の場合は個別株を少なくし、大部分はインデックスファンドで運用しています。
リスク許容度の重要ポイントはこちら
- あなたのリスク許容度に対して投資戦略が安全であるほど、運用はうまくいく
- 同じ投資戦略を採用するなら、リスク許容度の高い人の方が運用はうまくいく
- リスク許容度を高める方法はお金に強くなること



お金に強くなり、リスク許容度を高め、安全な投資を長く続ける!
これがとても大切なんです。
お金に強くなる方法を網羅的に学びたいならコチラもどうぞ。
「お金の大学」(両学長著)
投資を含めた5つの力を高めることで、経済的自由へと近づくことができます。
5つの力は目次で確認できるので、下のリンクからどうぞ。
節度ある逆張りの美学
暴落相場のとき、「今がチャンスかもしれない」と思いつつ、手が止まってしまう。
そんなジレンマを感じたことはありませんか?



私も今買っておけばと思いつつ、さらに下がる未来を想像してしまいます。
本書では、逆張りを“人の心理を読む技術”として捉えています。
周囲が恐れているときにこそ、価値を見抜く力が試されるのです。
逆張りをすれば必ず報われるわけではありません。
ですが、自分なりの根拠があるなら周りに流されずに投資をするのも重要。
一番いけないのは市場の波に合わせるように、下がったら売り、上がったところで買い直すこと。
勇気のいる投資手法ではありますが、周囲に流されない節度ある逆張りの美学を身に付けたいですね。
心理的要因を制する
利益が出ると気が大きくなり、損が出ると慌てて市場から離れたくなる。
私たちは常に感情と闘っています。



私も例外ではありません
本書では、心理的要因を理解し、感情に左右されない仕組みを持つことの重要性を説いています。
“感情を排除する”のではなく、“感情を認識する”ことが第一歩です。
自分の大切な資産大きく増えたり減ったりすれば、感情的になるのが当たり前。
その感情を抑えるのではなく、感情に任せて行動しないことが大切なんです。
- 反対の未来を思い描く
- 調子がいい時ほど、うまくいかない場合を考え
- 市場が荒れている時ほど、楽観的に構える
先に紹介した節度ある逆張りの美学に通づるものがありますね。
感情と行動の間に少しだけ余白を持つこと。
これだけでも感情に流されて資産をリスクに晒すことは少なくなります。
人の感情がどれほど行動に影響を及ぼすのか。
そのあらかじめ持っておくと、自分を客観的に眺めて自制することができることも。
自分の感情をメタに眺めて行動をコントロールしたい方にはコチラの書籍もオススメです。
『予想どおりに不合理』(ダン・アリエリー氏)



個人的には、もっと早くこの本を読んでいれば防げたかもしれない、感情が原因のミスがたくさん思い付きます。
もっと早く読んでいれば!
まとめ
本書が伝える一番重要なメッセージはタイトルに隠れています。
本書のタイトルは「投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識」です。
- 一番大切な20の教えとはどういう意味か?
- 一番と言っておきながら、なぜ20も教えがあるのか?
その答えは単純で、投資の世界にシンプルな成功法則が存在しないからです。
未来のことは誰にもわかりませんし(分かるという人がいたら詐欺しかバカでしょう)、昔通じた手法が時代遅れなんてことはザラです。
今もてはやされているインデックスファンドも将来的にはどうなるかわかりません。
どうしたら上手くいくのかがわからない投資の世界ですが、やらない方がいい行動はある程度わかっています。
最低限これくらいはやっておいた方がいい、という行動や考えも固まっています。
本書は私たちが投資の世界で生き抜く上で、最低限必要な常識をまとめたものです。
ルールを知らずにいきなり本番に挑むのは自由ですが、その代償は高くつくことがほとんど。



大切な資産を守り、増やしたいのなら必ず読みましょう。
それくらい重要な一冊です。
すでに読み終えた人はコチラ!
- 『賢明なる投資家』(ベンジャミン・グレアム氏)



あのウォーレンバフェットが学んだ伝説の投資家。
グレアム氏の経験に基づくノウハウ満載の一冊。
- 『ジャスト・キープ・バイイング』(ニック・マジューリ氏)



資産価値のあるものを買い続けること。
それが大事なのは誰でもわかっている。
でも、なぜ?
データアナリストの著者が、数々のデータから論理的に答えてくれるのが本書の魅力です。
主観を交えない説明は信用できますよね。
- 『お金の大学』(両学長)



一生ついて回るお金の悩み。
それを綺麗に「5つの力」に分けて解説されています。
全くお金がない人から、すでにまとまった資産のある人まで。
あらゆる資産レベルを手広くカバー。
必ずあなたの役に立つ情報が載っています。
私は月の固定費を10,000円以上安くすることに成功したので、書籍代は余裕で元を取っています!
- 『予想どおりに不合理』(ダン・アリエリー氏)



私はもっと早く読んでいればと思わずにはいられません。
たくさんの失敗を回避できたはずだからです。
あなたが感情に振り回されたくないのなら、必ず読んでおきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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