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「サピエンス全史」を読む前に知っておきたい虚構や認知革命。キーポイントを解説。

アッパー

初めまして、当ブログ管理人のアッパーです

この記事では、世界中でいまだに売れまくっているベストセラー「サピエンス全史」を解説します。

「サピエンス全史」ってよく見かけるし、読みたいけど分厚くて難しそう … …

と思っていませんか?

アッパー

私も同じことを思っていました!

でもキーポイントを押さえれば、すらすら読み進めることができて、常識がひっくり返るような読書体験ができます。

そこで今回は、『サピエンス全史』を読み始める前に知っておくだけで理解が深まり、100倍面白くなる「5つのキーワード」をご紹介します。

これらのポイントを押さえておけば、読むハードルは一気に下がり、きっと“世界の見え方”が変わる読書体験になるはずです。

目次

【ホモ・サピエンスとは?】サピエンス全史で描かれる人類の出発点

あなたはホモサピエンス(私たち)以外の人類を知っていますか?

ネアンデルタール人とかデニソワ人とか、他にもたくさん。

アッパー

学生の時に習いましたよね。懐かしいです

私たちは「人間=ホモ・サピエンス」と無意識に思い込んでいますが、『サピエンス全史』を読むと、その常識が揺さぶられます。

かつて地球には他にもネアンデルタール人など複数の人類種が存在し、彼らの中で唯一生き残ったのがホモ・サピエンスだった――この事実から物語は始まります。

ただの生物学的説明ではなく、「なぜ私たちだけが生き延び、世界を支配したのか?」という問いに、本書は鋭く切り込みます。

読み始める前に、この“唯一生き残った人類種としての自覚”を持つだけで、サピエンス全史がグッと読みやすくなりますよ!

【虚構の力】宗教も国家も「作られた物語」だった?

アッパー

虚構の力とは、存在しないものを信じる能力の事です!

一見バラバラに見える宗教、国家、貨幣、法律──それらすべてに共通しているのが「虚構」だと聞いて、私は半信半疑でした。

けれども、『サピエンス全史』虚構が人類だけの能力であることを丁寧に解き明かしていきます。

私たちは「信じる力」によって見知らぬ他人と協力し、巨大な社会を築いてきた。まさに“フィクションの力”こそが、人類の最大の武器だったのです。

この視点を持っておくことで、通貨や法律、信仰がまったく違う意味で見えてきます。常識や現代社会を外から眺めるような読書体験はとても気持ちいいですね。

【認知革命とは何か】日本は現実ではなく、みんなの頭の中にある

『サピエンス全史』の核心にあるのが「認知革命」。

これは先ほど紹介した「虚構の力」を使えるようになった革命のことで、ハラリ氏の歴史観を支える重要な概念です。

約7万年前、ホモ・サピエンスに“虚構を信じる力”が芽生えたことで、生物的な限界(150人)を超えた大人数が協力し、大規模な社会を築けるようになったと著者は語ります。

言葉を使って神話やルールを共有できることが、人類を他の動物と一線を画す存在にしたのです。

ハラリ氏は「現実は3種類」あると言います。

  1. 「客観的現実」 重力のように、人間が認知しなくても存在するもの
  2. 「主観的現実」 特定の個人が信じているが、実在しないもの
  3. 「共同主観的現実」 「実在するとみんなが信じている虚構。たとえばお金」

「日本」という国は客観的現実には存在せず、私たちの「頭の中にのみ」存在しているんです!

アッパー

とはいえ、私たちは日本という国で生きていることに違和感を覚えないですよね? それが虚構の力です。

私たちは認知革命によって生み出された虚構の世界で生活していると知っておけば、解像度が上がり、序盤の章を細部まで理解することができます。

【農業革命の功罪】なぜサピエンスは「不幸」になったのか

当時の人は、誰も農耕を求めていなかった!

アッパー

じゃあなんで農業革命が起きたんだろう?

農業革命は人類の大きな進歩――そう信じていた私にとって、本書の視点は衝撃でした。

ハラリは「農業革命は人類史上最大の詐欺」とすら言います。

狩猟採集民として自由に生きていたサピエンスが、農業によって土地に縛られ、過酷な労働と食糧の不安定さに悩まされるようになったというのです。

「文明の発展=幸福」ではないという考えに触れると、自分たちの生活の前提が根底から揺らぐような感覚を覚えます。

歴史は幸福を目指してはいないことを理解すれば、現代社会がどこか殺伐としていることも頷けますね。

【科学革命と宗教】信仰と理性は本当に対立するのか?

アッパー

科学が発展して、宗教を信じる人が減ったと思ってました

本書では、科学革命が宗教を完全に否定したわけではないことにも触れています。

むしろ、多くの科学者が信仰心を持ちつつ研究を行っていたという事実が紹介され、科学と宗教の関係が単純な対立ではないことが示されます。

この視点は、現代でも続く「理性vs信仰」の構図を考え直すヒントになります。

読む前にこの柔らかい視点を持っておくと、「科学=正義」「宗教=古い」というステレオタイプに陥ることなく、本書を読み進めることができます。

【ユヴァル・ノア・ハラリとは】著者の視点が本の読み方を変える

著者ユヴァル・ノア・ハラリの存在を知っておくことは、本書を深く理解する鍵になります。

彼は歴史家でありながら哲学的な問いを投げかけることで知られ、歴史を「物語」として読み解くユニークなスタイルが世界中で高く評価を得ていますね。

冷静な分析と大胆な仮説を併せ持ち、読む者に思考の転換を迫る彼の文章は、単なる知識の羅列ではなく“世界の見方”そのものを変えてくれます。

読む前に彼の姿勢や思想に触れておくと、全体のメッセージがより鮮明に心に響くはずです!

まとめ 「サピエンス全史」はポイントを押さえれば誰でも楽しめる良書です

上下巻で2冊の歴史本。その時点でだいぶハードルが高いですよね。

でも著者のユーモアに溢れた語り口や、自虐とも取れるようなエピソードのおかげで、楽しみながら読むことができます。

加えて、当記事を読んだことであなたはキーポイントを押さえたことになります。

数百万年も遡る長大さと、世界全体を俯瞰する広大さ。この二つを繋げる複雑は理論も、今なら簡単に理解できるはずです。

効率よく読書するなら

読んでみたい!

と思った時に読むのが一番ですよ!

集中力が高く、記憶に残ります。

せっかく高まった読書欲が無駄になる前に、目次だけでも目を通してください!

アッパー

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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