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「ホモデウス」を要約。遺伝子工学、やAI技術が向かう未来とは

アッパー

こんにちは、当ブログ管理人のアッパーです

上記は私が実際に感じた事ですが、本書を読み終えた時には「そういう事だったのか!」という読後感を味わいました。視界が開けるような読書体験がしたいにオススメです!

「未来は明るい」なんて、誰が決めた?

テクノロジーが進化し続ける今、私たちはどこへ向かっているのでしょうか。

『ホモ・デウス』は、そんな問いに真正面から向き合う本です。

著者ユヴァル・ノア・ハラリは、人類が「神」に近づく未来を描きながら、AI、遺伝子工学、そして自由意志すら疑う世界を提示します。

読書慣れした人でもちょっと身構えるくらいハードな内容。それが上下巻で2冊。

読み切れるかな?

積読になったらどうしようって不安になりますよね。

アッパー

私も気になってはいたけれど、すぐには手を出せませんでした

それでも最後まで読み切ったのは、「知っておかないと、置いていかれる」と感じたからです。

この記事では、『ホモデウス』を初めて読む人でも理解しやすいように、要点を整理しながら未来社会の姿を紹介していきます。

あなた自身の生き方に、大きなヒントをくれるかもしれません。

目次

ホモデウスとはどんな本?|人類の未来を描く問題作

アッパー

サピエンス全史の続編です!

『ホモデウス』は、世界的ベストセラー『サピエンス全史』の続編として書かれた一冊で、「人類の未来」を真正面から扱った挑戦的な本です。

著者ユヴァル・ノア・ハラリは、これからの世界で人類が“神(デウス)”のような力を手に入れた存在=ホモ・デウスになると主張します。

AI、バイオテクノロジー、アルゴリズムが発達する中で、「人間とは何か」「幸福とは何か」という根本的な問いを突きつけられる読書体験でした。

私自身、読んでいるうちに「便利さの先にある不安」を初めてリアルに感じ、強く印象に残った本です。

ホモデウスの内容をざっくり要約|3つの革命でわかる未来の行方

ホモデウスの要約として押さえておきたいのは、「人類が目指している3つの目標」です。

  • 「不死」
  • 「幸福」
  • 「神性の獲得」

それって良い事じゃない?

世界中に溢れる不幸なニュースや戦争、災害や政治的対立などを目にすると、ずいぶん明るい目標に見えますね。

著者は、地球を支配した人類は次にこの三つを目指す可能性が高いと言います。

アッパー

でも著者はその目標の暗い側面を描いていきます。

特に印象的だったのは、かつて神や宗教に委ねられていた領域に、科学やデータが踏み込んでいるという指摘でした。

本書を通して見えてくるのは、人類の栄光と同時に、危うさも孕んだ“未来の可能性”です。

ユヴァル・ノア・ハラリが語る「ホモ・デウス」の核心とは?

著者ハラリは、ただ未来を予測するだけでなく、私たちの「思考そのもの」を疑わせてきます。

彼の強みは、人類の歴史や宗教、科学を俯瞰しながら、「人間の物語の終焉」を示唆するような鋭い言葉を投げかけること。

ホモデウスでは、「自由意志や魂すら、実は幻想かもしれない」とさえ語ります。

アッパー

國分功一郎氏の「中動態の世界」やシェリーケーガンの「死とは何か」と共通する内容ですね。

この章を読んで、私は「自分で考えている」と思っていたことが、どこまで本当に“自分”のものなのか不安になりました。

ハラリの問いは、未来への不安というよりも、今の自分への揺さぶりでした。

ホモデウスが示す未来予測|AI、遺伝子、そして人間の役割

ホモデウスで描かれる未来予測は、単なるテクノロジーの進化にとどまりません。

AIが人間の知的作業を超え、遺伝子操作によって“完璧な人間”が生まれ、さらには感情や意思までもがアルゴリズムで再現される… …。

そんな未来像が淡々と、しかし迫真のリアリティで描かれていく。

読んでいて怖かったのは、こうした未来が“遠い話”ではなく、すでに始まっているという事実です。

「人間とは何か」「自分は何のために生きるのか」――そんな問いが、読後にずしりと残りました。

ホモデウスを読むべき理由|未来社会に生きる私たちへ

なぜ今、ホモデウスを読むべきなのか?――それは、この本が“未来の話”ではなく、私たちの日常そのものに直結しているからです。

AIによる仕事の変化、SNSによる感情の管理、アルゴリズムに導かれる消費行動… …。

私たちはすでに、自分で選んでいるつもりで「選ばされている」社会に生きています。

ホモデウスは、それに気づかせてくれる一冊でした。

未来社会を“生き抜く知性”を養うために、本書は強くおすすめできます。

まとめ! ホモデウスが映し出すのは、私たち自身の未来

『ホモデウス』は、未来を予言する本ではありません。

それはむしろ、「このまま行けば、あなたはどうしますか?」と読者に問いかける、鏡のような一冊です。

私自身、読み終えた後、スマホやSNSに振り回される毎日がまるで他人事ではなくなりました。

自分で考え、自分で選び取る力を持つためにも、この本は一度は読んでおくべきです

すでに「ホモデウス」を読んだ方へおすすめ!

  • 21Lessons
  • NEXUS 情報の人類史
  • 中動態の世界
  • 暇と退屈の倫理学

上の2冊はハラリ氏の著作で、サピエンズ全史とホモデウスに続く書籍です。

「中動態の世界」は人間の意思について鋭く切り込み、私たちの選択や自由について深く考える一冊。

「暇と退屈の倫理学」読めば、私たちの消費活動が仕組まれたものであること。そしてそこから逃れる方法も解説されています。

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