
「ニュースやSNSを見て、どちらが正しいのか判断できずモヤモヤした経験はありませんか?」
戦争や国際問題、SNSの炎上や社会問題……。
私たちは日常的に「正義と悪」を迫られる場面に直面します。
しかし実際には、どちらか一方だけが正しいとは言えないケースがほとんどです。
そんな複雑な現実をどう受け止めるかを考えさせてくれるのが、橘玲氏の『DD(どっちもどっち)論 「解決できない問題」には理由がある』です。
本記事では、
- まだ読んでない人のための、すぐに読める要約と
- すでに読み終えた人のために、関連書籍も紹介します!
下の目次から好きなところだけ読んでもOK!
DD(どっちもどっち)論 とは、「解決できない問題」のこと。



社会問題に触れたとき、「一方だけを悪と決められない」と感じたことはありませんか?
私自身、国際ニュースを見ていて、どちらの立場にも理由があると気づき、判断に迷うことがあります。
橘玲氏の『DD論』は、この「解決できない問題」こそが現代社会の本質だと説きます。
ウクライナ戦争やガザ紛争、ヒロシマとアウシュヴィッツを例に、善悪では片づけられない現実を丁寧に解説しているのです。
私たちは簡単には解決出来ない問題にあふれた世界を生きているのです。
世界はなぜ地獄になるのか
コチラも橘玲さんの著書になります。
DD論と同じく、社会のジレンマを掘り下げていき、そんなディストピアを生き抜く術を解説しています。



DD論を読んだ人には特におすすめです!
善悪二元論じゃ前に進めない
SNSやニュースで「正義か悪か」の二元論が繰り返されるたび、違和感を抱いた経験はありませんか?
私も常に「なぜ皆こんなに簡単に結論を出せるのだろう」と疑問を持っていました。
橘玲氏の『DD論』は、人間の脳がシンプルな善悪思考を好む仕組みに注目し、その限界を指摘します。
そして「どっちもどっち」と考えることは、思考停止ではなく新しい思考法であると教えてくれるのです。
この発想に出会ったとき、私はニュースを違う角度から見られるようになり、心が少し軽くなりました。
自分の失敗だけど、自分のせいじゃないというジレンマ。
善悪二元論とは少し違う角度から、中立的な視点を学べる書籍です。



人間はもともと「意識を持っていなかった」
そんな衝撃的な主張をするのは「中動態の世界」國分功一郎著。
コチラを読めば、DD論の世界で生き残る視点が手に入ります。


SNSやメディア 信頼の揺らぎを実感した経験から
SNSで飛び交うニュースやフェイク情報を目にして、「何を信じればいいのか」と迷ったことはありませんか?
私もネット記事を読むたびに、情報の真偽を疑う習慣が身についてしまいました。



今は「この投稿はAIかもしれないぞ?」というチェックも必須になりましたね
『DD論』では、メディアやSNSが「正義」を商業的に利用している現実を鋭く分析しています。
この本を読んでからは、一つの視点に偏らず「DD的な思考」を持つことで、情報の波に振り回されない自信が持てるようになりました。
DD論 を読むと思考の幅が広がる。
「どちらも正しいのでは?」と感じたとき、答えを出せない自分に不安を覚えることがあります。
しかし『DD論』は、「解決できない問題」こそ人間の宿命であり、その理由を知ることで新しい思考の余地が生まれると語ります。
私は本書を読んでから、結論を急がず考え続けることの大切さを知りました。
モヤモヤは消えないけれど、それが私たちを豊かにするのだと感じられるのです。
まとめ! & 関連書籍の紹介!
橘玲氏の『DD論』は、善悪二元論に疲れたあなたに「考え続ける勇気」をくれる本です。



今の社会にモヤモヤを抱えるなら、ぜひ手に取って新しい視点を体験してみてください。


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